REGZA TABLET AT570のケーブル改造 その2 暫定版
作成日2012年7月9日
REGZA TABLET ケーブル改造 その1で、
ケーブルをMicro USB端子に換装してしまいましたが、
実際、どの程度の電流を流せているのか調べてみました。
すべてパスワード入力画面を表示した場合の値ですので、
最大消費電力時では無いです。
POWER SOURCE |
CABLE |
CHARGING CURRENT |
genuine parts |
genuine parts |
1300mA |
genuine parts |
modified parts |
1100mA |
さて、約85%の電流しか流れてません。
...むしろ、1100mAも出てるので十分許容範囲なんですが...
この85%の原因がケーブルなのか、コネクタなのか、気になります。
と言うところから、大幅に脇道にそれてしまいました。
とりあえず、色々試したデータを表にしました。
POWER SOURCE |
CABLE |
CHARGING CURRENT |
note |
BSIPA09BK |
genuine parts |
490mA |
2A port |
BSIPA09BK |
genuine parts |
1000mA |
1A port |
BSIPA09BK |
modified parts |
490mA |
2A port |
BSIPA09BK |
modified parts |
990mA |
1A port |
T-UA01-11200BK |
genuine parts |
490mA |
DC5.1V 2100mA port |
T-UA01-11200BK |
modified parts |
490mA |
DC5.1V 2100mA port |
GF12-US0520 |
genuine parts |
490mA |
秋月のDC5V 2A Adaptor |
GF12-US0520 |
modified parts |
490mA |
秋月のDC5V 2A Adaptor |
USB 5V 1A adaptor |
modified parts |
1100mA |
DC5V 1A USB Adaptor |
さて、どう見るべきでしょうか...。
2A出力可能な電源につなぐと、ケーブルに関係なく500mAしかでてません。
1A出力可能な電源につなぐと、ケーブルに関係なく1000mA程度まで出力されます。
謎なのは、2A/1A両方ある電源BSIPA09BK(BUFFALO)の1A portだとケーブルに応じた最大の電流が流せます。
iPad対応とか言われている2Aタイプの出力は何か特殊な制御でもやってるんでしょうか...
でも秋月のDCアダプタも、5V 2Aまで出せる汎用のアダプタですが、やはり500mAしか流れません。
しかし、2A出力可能かつ、最大電流が流せるアダプタも1つだけあります。そうです。純正品です。
この辺りで、もうお気づきでしょうか?
トリックは、ケーブル側ではなく、ACアダプタ側にありました。
純正ACアダプタは、アダプタ内部でD+とD-が短絡しています。
気がついてみればMicroUSBでは当たり前の充電専用機器識別方法ですね...
結論
汎用のアダプタやモバイルバッテリを最大効率で使う為には、
純正ケーブルではダメと言うこと。
D+とD-をショートさせたケーブルが必要です。
改造アダプタを充電専用にするだけなら、ジャンパ1本で解決するんだけど、
充電/データ転送の両用にするには、スイッチが必要だなぁ。
さて、どうしよう。改造のネタは尽きない。
今のところ、ここまで。
ここまで書いて、確認不足が何個かありますね。
- なぜ、1A出力だと期待値が出て、2Aだと500mAへ落とされるのか。
Wikiによると、500mAが規格上の給電能力MAXですね。
すべて500mAへ落とされるなら判りますが、1000mA流せるアダプタもあります。
もしかしたら、最初からデータ線短絡させてるのかな。要確認。
- そもそも、このケーブルから繋げられるUSB機器って何?
それともUSBホストなの?
- そして、肝心の85%程度の給電になる原因はコネクタなのか?ケーブルなのか?。
これがメインだったはずなのに...。
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