F-07CのUSB関連工作

作成日2011年10月15日
更新日2011年10月25日 加筆と写真を何枚か追加
更新日2011年10月28日 V4r3写真追加


覚え書き

  • pinアサインは先進的なユーザの皆様により早々とクレイドルが分解され解明されている。その情報はまとめサイトにほぼ纏まっている。
  • 補足として、5Vラインは、2,3,4pinと5,6,7pinの2ラインあるので、どちらも最低一本は供給する必要がある。
  • F-07C単体ではUSBに必要な5Vラインは出てない。昇圧すりゃ5Vは作れるが、変換効率悪いし、コンパクトにはできそうもない。
  • そもそも駆動時間考えると最初から外部電源は必須。なので5Vはそちらから供給する。
  • 拡張端子のUSBはUSB2.0のデバイスしか直結できない。Bluetoothやマウス等の内部的にUSB1.0系デバイスは認識できない。
  • USB1.0系デバイスを認識するには、USB HUBを入れればOK。
  • 拡張端子に5V供給することで、Windowsモードでも充電できる。
  • 端子はダイソーの「リール式 iPhone iPod用 USB充電ケーブル」をちょっと加工すればOK。もちろん1つ100円。
  • でもダイソーのは、肝心なpinが4本しか刺さってません。私の場合13pin使うので、400円掛かります。

  • 例によってDistagon 25mm f2.8で手持ち撮って出しです。もはや標準レンズですな。

    Version 1 Version 1

    Digioの4port HUBを改造したもの。
    そのまま持ち歩くにはちょっと大きいけど、4port使えるバージョンです。
    誰が見てもUSB HUBだなってわかり易い作品ですね。

    最近までマカフィー入れてました...ライセンスあまってたもんで。
    今はMSSE使ってます。最初からそうすべきだった。そこまで違うか?って位違う。
    Version 1r2 Version 1 revision 2

    Version 1の給電用ケーブルをMicroUSB端子に変えた。
    使い慣れたMiniUSB端子にしようかとも思ったけど、F-07C用のケーブル類を使いまわすこと
    考えると、やっぱりMicroUSBが良いかな?と。
    Version 1r2 Version 1 revision 2

    机上に置いたときの安定性重視の構造です。
    本体との当り止めクッションは、SmartQ工作に使ったマウスパッドだ。

    Version 2 Version 2

    ダイソーのUSB充電ケーブル筐体をそのまま利用。
    但しコネクタ自体は、AIR'SのDC Mobile Chargerを利用。
    ダイソーのコネクタと単なる色違いと思ったら大間違いだった。AIR'Sのはちょっと厚いので削る必要あり要注意。
    中にはBuffaloのBSH4U13 タコ足セパレートHUBの中身と Bluetooth Ver.3.0 BT-Micro3E2Xが入ってます。
    MicroUSB端子も内蔵させたかったけど、AIR'Sの端子をそのまま流用。
    いつ壊れても良い様に メンテナンス性を考慮し接着してないので後からでも分解できます。

    Bluetoothだけ内蔵し、それ以外のUSBポートはゼロ。見た目は完全に「ただの充電コネクタ」そのものにしました。
    抜け止めロックもちゃんと機能します。
    ただ、この作りだと携帯本体から結構飛び出ます。邪魔だなぁっと言う訳で次のバージョンへ進む。
    Version 3 Version 3

    こんどはVersion 2のUSB HUBそのもののケースを流用してみた。
    中にはVersion 2と同様にBluetooth入ってます。
    本当はMicroUSB端子もUSB端子もケースの中に入れる予定だった。
    でも単体のMicroUSB端子って物凄く脆い。ちょっと力入れると破壊されちゃうので、断念しVersion 2と同じ加工にした。
    端子自体が脆いんじゃなくて、端子を土台と接合する部分が貧弱すぎる。
    USB端子は当初ぎりぎり入らず、外だししちゃったんだけど、結果的にMicroUSBを外出ししたから、今なら内蔵できそうだな。
    Version 3 Version 3

    改造前のUSB HUBのキャップも加工してはまるようになってます。
    Version 3 Version 3

    裏面です。
    Version 4 Version 4

    今のところ最新バージョンがこちら。
    前作に使ったbuffaloのタコ足HUBには、こんな注釈が書いてあります。

    「※USB2.0とUSB1.1を混在した場合、すべてのポートがUSB1.1になる場合があります。」
    実害あるのか試してないけど、Bluetoothを内蔵しちゃうので、とっても気になります。

    と言うわけで、今度はELECOMのU2H-MB410BBKと言うタコ足HUBで作成。

    基板の作りも使ってるパーツも、buffaloのものよりは結構良いものでした。
    ただ、問題はケース。 プラスチックが薄い上に接着止めです。分解して再利用するには向きません。
    基板はbuffaloのものより細長く、結果的にスリムなものが作れました。

    こんどこそ、MicroUSB端子もUSB端子もオリジナルケース内に収めることができました。
    収める事はできたのですが、前述の通り、ケースは分解不可能な接着をせざるを得ませんでした...
    Version 4 with dock Version 4を車載ホルダ+冷却ファンに載せてます。
    冷却ファンは、その辺に転がってた8cm12mm厚の12Vファンです。
    USB端子つけて5V駆動してますが、静かだし結構冷えます。
    車載ホルダーは、ビートソニックのQBA20です。
    裏に三脚用のボールヘッドを付けて固定しています。
    縦置きするにも横置きするにも、アームが動かせるので結構自由度高いです。

    Version 4 without dock 立ててみました。厚さ9.5mmです。
    USBにはDVDドライブが刺さってます。
    Version 4 bottom 裏です。ほぼツライチです。
    穴が幾つかあいてます。bluetoothのランプを見るための穴だったのですが、
    何個も穴が開いているのは、蓋の左右を間違えて逆位置に穴を開けちゃったり
    作り直した際にLEDの位置も変わっちゃったりしたからです。
    後から分解することが面倒な作りが災いしました。カッターで分解できるんだけど、
    また繋ぎ目の処理(ヤスリ、パテ、色塗り、ひたすら研磨...)するのはとても面倒なので...
    この辺だろ!ってドリリング!!...案の定、失敗です。
    結局パテで全部埋めちゃいました。
    Version 4r2 Version 4 revision 2

    やっぱり気に入らないのと、次のアイデアが浮かばないので発作的に加工。
    このUSB HUBとBluetoothの組み合わせでは結構熱が出るので、
    放熱対策も兼ねてアルミパネルにしてみました。
    Bluetoothの辺りに大穴開けて、切り出しです。後からの加工は結構つらかった。
    軽くコンパウンドで磨いてありますが、表面処理してないので、そのうちくすんじゃう事でしょう。
    あとはLEDの穴、ネジと同じサイズ(1.2mm)にしちまったが...
    ちょっとでかすぎた上に、やっぱり穴の位置が微妙にズレてる...orz
    Version 4r3 Version 4 revision 3

    そしてやっぱり気に入らないのでパネルだけ作り直し。

    ようやく丁度良い穴が開いた。
    次の工作物が出ないと、この調子で改造続けて、最後は壊しちゃう気がする。
    Version 3 Version 4 revision 2

    魔のMicroUSBメス端子が見えます。
    台座から外れたショックで端子からのリードが根元から折れたり、
    抜き差しのストレスだけで密かに断線してたり、
    とっても取扱い面倒な端子です。
    しっかり固定する為の補助部分を考えると、MiniUSBに対するサイズ的なアドバンテージって
    あるんだろうか?と言う気もします。
    Version 4 omake おまけ。
    どのバージョンも同じなんだけど、電子工作と言うより、造形工作でした。
  • 金属用エポキシパテ MicroUSBの土台作りに使用。
  • プラスチックパテ Version4の穴埋めに使った。
  • 精密マイクロナイフ 小さな彫刻刀です。平刃はケースの中をえぐるのにとっても便利
  • 超精密研磨フィルム#2000〜#8000 研磨レベルの紙やすりみたいなものですね
  • リューター 今回は基板を削る位しか出番無し。ほぼ手作業でした。

  • なんかを使いました。
    接着剤やホットボンドはできるだけ使わない主義ですが、端子の固定だけは「アロンアルファ耐衝撃」です。

    この接着剤は凄いです。


    アロンアルファと言うと所詮その場しのぎのイメージでしたが、こいつは違います。
    そう思うに至った理由は...
    発売日に買った初代PSPの方向キーが数年前に割れました。
    分解してみたところ、一番力が掛かると思われる部分から綺麗に真っ二つに割れてました。
    いい加減寿命だろうと、新しいのに買い換えようと思いつつ、どうせ捨てるならと、「耐衝撃」で接着したところ...
    まさに耐衝撃です。うまい事接着できれば、全く不安が無い程固定されます。
    その後、数年使ってますが全然大丈夫です。「耐衝撃」恐るべし。
    今年の春に、アナログスティックの内部部品も完全破砕しちゃいました。直径5mm程度のプラスチック円盤が4つに分解。
    もはや信頼すらしている「耐衝撃」で接着...と言うよりリビルドに近いですが、見事に機能回復しました。

    使い方にある程度コツは必要ですが、プラスチック素材に使う範囲では、素材には負けない強度は出せそうです。

    ただし、その強力さゆえに、手に付くと大変なことになりますけどね。
    金属やすりで表皮まで削って完全に落としておかないと、後で皮膚がパックリ割れます。

    耐衝撃で十分なんですが、これってどんなだろう。。。
    今使ってるのは、「プロ用」とか書いてあるけど、大容量だと言うだけです。所詮は「一般用」カテゴリです。
    ex4000は「業務用」カテゴリ。気になる。。。どこで売ってるんだろ。

    おまけが一番長文じゃん。


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