HDP-R10関連 その2 アンドロイドはUSBメモリの夢を見るか?(玉砕中)

以下は間違った情報ですので、実施しないでください。失敗します。

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最初にお断りしておきますが、下記の情報はまだ実施してないアイデアに過ぎません。

万が一、この変更でHDP-R10が起動できなくなった場合、それを復旧する自信が無いので躊躇しています。
また、余計なアプリを入れることで肝心の「音」に多少なりとも支障が出る事も怖いので、
必要なツールも入れられず、悶々としているチキン状態です。

Androidに詳しい人or勇者が居れば...。 と思って書いています。

「いい音で音楽を聴きたい為のHDP-R10」と、
「Androidだし、色々いじりたいデバイスのHDP-R10」

今はまだ音楽を聴く道具であることを最優先させたい思いが強いです。

やりたいことは、「USBメモリ上に曲ファイルを保存し、それをHD Playerから直接再生したい。」です。

今の時点で64GBの内蔵メモリとMicro SDXC 64GBのトータル128GBが使えますが、
もはや内蔵メモリはほとんど使ってしまいました。
ハイレゾ(特にDSD)音源の容量は半端じゃないです。一曲200Mbyte強。

そこで思ったのは、128GBのUSBメモリが使えれば、一挙に256GBへ倍増するじゃないか!

それ程無茶な話でも無いと思います。普通のAndroidではUSBメモリは普通に使えますし。
まぁ、HDP-R10は全然普通じゃ無いのが気になる所ではありますが。

さて最初に、HDP-R10のMicroUSB端子はOTGとして使えるのだろうか?と言う所からスタートです。
OTGで無いと、USBホストになれませんので、そもそもUSBメモリ等の周辺機器は使えません。

結論から言うと、少なくともOTG機能は持っていました。
もちろん、USBホストケーブルが必要です。最近は普通に売ってますね。

ただ問題は、USBメモリとして認識したらしいステータス表示は出るのですが、
中身を確認する方法が無いことです。

HD Playerの「フォルダ」からは、内蔵ストレージと、SDカードしか見れません。

ES ファイルエクスプローラ等をインストールすれば、ちゃんと確認できるのですが
これもapkをダウンロードまでしておきながら...尻込みしてしまいました。

幸いにしてadbが使えるubuntu環境はUSBスティックAndroidの頃に用意してあったので、


# adb shell

すると


#

おお、見事にrootでログインできます。
ちなみにadbコマンド使うのも初めて。

調査過程は色々中略...しますが、



# adb pull /system/etc/vold.fstab /tmp


で、/system/etcにあるvold.fstabというファイルを自マシン/tmp下へゲットしました。
いきなりvold.fstabの話をしてますが、最終的に辿り着いたのがこのファイルです。



####################### ## Regular device mount ## ## Format: dev_mount <label> <mount_point> <part> <sysfs_path1...> ## label - Label for the volume ## mount_point - Where the volume will be mounted ## part - Partition # (1 based), or 'auto' for first usable partition. ## <sysfs_path> - List of sysfs paths to source devices ###################### # Mounts the first usable partition of the specified device dev_mount flash /mnt/storage 1 /devices/virtual/mtd/mtd9/mtdblock9 dev_mount sdcard /mnt/storage/sdcard auto /devices/platform/rk29_sdmmc.0/mmc_host/mmc0 dev_mount udisk /mnt/udisk 1 /devices/platform/usb20_host/usb /devices/platform/usb20_otg


このファイルから、
(1)内蔵メモリは、/mnt/storageへマウントされる。
(2)MicroSDカードは、/mnt/storage/sdcardへマウントされる。
(3)USBメモリは、/mnt/udiskへマウントされる。

ことが判ります。

実際、adb shellで確認したところ、(1)と(2)については確認できます。
HDP-R10の画面から「フォルダ」を見たとき、内部メモリフォルダにもsdcardが表示されるので、
(1)(2)がそのまま反映されていることが判ります。

但し、肝心の(3)については、HDP-R10の一つしかないUSBポートをadb shell用に使っているので、確認できません。
さすがにUSBスレーブデバイスとして使いつつ、USBホストにすることは無理。

やってみたいことは、実にシンプル。結果はすぐに出るはず。

dev_mount flash /mnt/storage 1 /devices/virtual/mtd/mtd9/mtdblock9 dev_mount sdcard /mnt/storage/sdcard auto /devices/platform/rk29_sdmmc.0/mmc_host/mmc0 dev_mount udisk /mnt/udisk 1 /devices/platform/usb20_host/usb /devices/platform/usb20_otg

これを、



dev_mount flash /mnt/storage 1 /devices/virtual/mtd/mtd9/mtdblock9 dev_mount sdcard /mnt/storage/sdcard auto /devices/platform/rk29_sdmmc.0/mmc_host/mmc0 dev_mount udisk /mnt/storage/udisk 1 /devices/platform/usb20_host/usb /devices/platform/usb20_otg

に変更したいだけです。
「storage/」を追加したいだけ。

そうです。sdcardと同じ階層へマウントしてしまえば、HD Playerのフォルダから直接参照できます。
でもわざわざsdcardとは違う場所へマウントしているのは、何か不都合があるからなのかもしれません。

具体的な方法は、



(1)あらかじめ、/mnt/storageの階層へ、マウントポイントを作っておきます。 # adb shell # cd /mnt/storage # mkdir udisk # exit


ここまでは文鎮化するリスクゼロなので実施しました。
HD Playerからフォルダを参照すると、空っぽのudiskフォルダが現れました。
ここまでは想定通り。

次が問題です。

(2)HDP-R10から持ってきたvold.fstabを自前PCで修正して


# adb remount # adb push /tmp/vold.fstab /system/etc/ # adb reboot

すれば、書き換えできるはずです。

たったこれだけ・・・・。

普通に考えればこの変更で問題が起きるとは思えません。

でも、このlinuxに良く似たandroidの、linuxとは違う部分に対する
知識も経験も無いことが私を臆病にさせます。

もし再起動できなくなった場合、リカバリーに相当苦労するかもしれません。
adbで接続できる状態まで起動してくれれば、即修正はできますし、

変更内容としても、USBメモリに対する部分だけなので、
不可動となるリスクは非常に少ないとは思います。でも...

もしかしたら、
そもそもUSBメモリからの音楽再生にはクオリティ上の問題があるのかもしれません。
何らかの理由により、敢えて使えないようにしている事も想定されます。

ここまで来て私がフリーズ状態になってます。

上の状態に辿り着くまで、もう1stepありました。
結論から言うと玉砕しています。

方法としては、sdcard上にUSBメモリのマウントポイントへのシンボリックリンクを作ってしまえば
HD Playerからは、sdcard経由でUSBメモリへジャンプできるのでは?と言うアイデアです。

MicroSDXCはFAT32でフォーマットしてしまったので、そのままではリンクは張れません。
ファイルシステムがext3などのフォーマットならリンクは可能です。

しかし、SDXCカード全体をext3やext2にしたり、
primaryパーティションとしてext3やext2にしたりしましたが
HDP-R10に差しても「破損されたカード」とされ、マウント不可でした。
ext2ならなんとかなるかと思ったのですがダメでした。

また、HD Playerから参照できる内蔵メモリ自体もFAT32でマウントされています。
結局、参照できる部分は全てFAT32なので、シンボリックリンク作戦は失敗でした。