今回の成果物 | |
外部バッテリをHDP-R10に直接供給して本体とUSBメモリ両方の電源リソースにする方法も良さそうですが、
USBメモリだけならHDP-R10本体のバッテリ動作時間以上は駆動出来る事を期待して、まずはUSBメモリにだけ給電するスタイルにしました。 手持ち部品にはちょっと嵩張るDCプラグしかなかったのも大きな理由ですが... その5 で作ったUSBホストケーブルを改造しました。 バッテリは、SONYのCP-F1LSVPです。敢えて小容量薄型モデルを選択。 電源SWの構造が誤操作に強そうだったことがポイントです。 つまり「押しにくい」構造なのですが、不用意に電源が切れないことが今回は必要ですので。 バッテリの固定にはMOLESKINE自体をバッグのショルダーストラップ等に固定する為のベルトをそのまま使用しています。薄い方にして正解でした。大容量タイプだとベルトの長さが足りません。 コネクタは、ELECOMのMPA-AMBL10BK「ケーブル方向:左」 を使ってみました。 このシリーズは、右、左、下の3パターンが出てますし、コネクタも結構コンパクトです。 なんか、在庫処分扱いになってたので、今後の入手性は微妙かも。 | |
HDP-R10だましの実体配線図 | |
AT570コネクタ図の使いまわしですが...。 HDP-R10側のVbusに何も繋がないとUSB機器自体を認識しないので、チップLEDとチップ抵抗1kΩを入れてあります。 LEDの消費電力が大きいと何の意味もありませんが、今回の場合、実測で2mAでした。この位なら無視できる値です。HDP-R10が「何かUSB機器が繋がってるみたい〜」と判断してくれればOKです。 USBでは最大使用電力量をホストと連携する仕組みがありますが、きちんとした値を報告するUSBメモリってあるのでしょうか?100mA以上か以下か程度のテキトーな値な気がします。 ちなみにHDP-R10はMaxPower 500mAとなってますね。USB2.0のMAX値ですね。HDP-R10の場合、USBポートからは給電出来ないので、この場合500mAってのは本当にホスト側にとって妥当な値なんでしょうか...。 流石にMicroUSBコネクタ内にケーブル2本とLEDや抵抗を入れるのは厳しかったです。 USBコネクタの基盤エッジ部分に、2mm位のチップ抵抗と1.5mm位のチップLEDをアロンアルファ耐衝撃で接着してからハンダ付けして、なんとか収めました。 分解&加工出来るのが、一番小さいMicroUSBだけと言うのも、工作し甲斐のある話です。 LEDはちょっとの負荷が必要だったので抵抗のついでに入れましたが、HDP-R10の動作状態をモニターするのにも効果があります。 HDP-R10がスリープ状態に移行すると給電は停止し、LEDも消えます。LEDが消えてる=スリープ状態ですので、ポップノイズに構える必要があります。おお、なんとちょうど良い。 | |
ケース(黒)は私が買い占めた。 | |
ケースは同じMOLESKINE シェルケースSサイズを、もう一つ買いました。 ヘッドホンケーブルホールを利用できるチャンス!でしたが、残念ながらUSBコネクタを通すには穴が小さすぎでした。 間にもう一つコネクタを入れて着脱式にするのも何なので、MOLESKINEをもう1個入手し、今回の工作専用品にしてみました。つまり、ホールを通過させた状態で工作です。その結果、ケーブルは抜けません!! ちなみにこのケース、私の買った店では各色(黒、青、オレンジ)2個づつ仕入れてましたが、全く売れてない様です。 前回買ったときから1ヶ月以上店頭在庫に変化無し。結局、黒の2個目も私が買い、黒は品切れです。 ...この際、他の色も押さえておくか..? ←やっぱり鴨ネギですかね。 | |
今回は無駄にLEDが光ってるわけではない | |
一応、期待通りに動作してる様です。 ESファイルエクスプローラで/mnt/udiskが見れます。 その5で作った物は、若干USBメモリ側ケーブルが短くて電源ボタンに掛かっちゃってたので、イマイチでした。またJUNK箱から発掘したコネクタに替えてます。 この状態でモバイルバッテリをOFF/ONすると、USBメモリもダイナミックにアンマウント/マウントされました。 当然、「予期せぬ取り外し」警告がでますので、良い子は真似をしないように! | |
Just fit!.. But not tested yet... again | |
最初にも書きましたが、これが実運用に耐えられるのかどうか、全然テストしてないです。 私のHDP-R10は、まだ64GBのMicroSDXCがほぼ未使用の状態です。 過去の音楽データを全部DSFにリッピングしなおすには全然容量は足りませんが、新規購入分をリッピングするのであれば、まだCD30枚程度は入る計算になります。 それが一杯になった時にまだHDP-R10を使い続けているのであれば、この巨大な塊を使う意味もあるかもしれませんが...。 結局、工作すること自体が目的ってだけです。あしからず。 |