HDP-R10関連 その7 アンドロイドはUSBメモリの夢を見るか? 2nd step編

作成日2013年2月18日


HD Music Playerのかなり致命的なバグが発覚した為、DSFファイルのメタデータを改造する目論見も壁にぶち当たってます。
このバグに対する問い合わせにもヒビノからは何の音沙汰も無く、テンションも下がる一方です。

そんな時こそ、ストレス発散の工作です!

その5ではUSBホストケーブルを作ってみました。しかし、いつの間にか電源が落ちてるなど、なにやら怪しい状態でした。
そして、その6でも述べた様に、HDP-R10はバッテリ駆動した場合、電力的にギリギリの状態である可能性が疑われます。


電力が足りないっぽい? だったら、供給してみましょう。

例によってまだテストもろくにしてません。出来た。繋いだ。動くかも?ってだけです。
iBa...どっかのメーカー以下の状態ですが、商品として販売するわけじゃないのでご容赦願います。 とりあえず動く様ですが、どうなることやら。

今回の成果物
HDP-R10 外部バッテリをHDP-R10に直接供給して本体とUSBメモリ両方の電源リソースにする方法も良さそうですが、 USBメモリだけならHDP-R10本体のバッテリ動作時間以上は駆動出来る事を期待して、まずはUSBメモリにだけ給電するスタイルにしました。
手持ち部品にはちょっと嵩張るDCプラグしかなかったのも大きな理由ですが...

その5 で作ったUSBホストケーブルを改造しました。
バッテリは、SONYのCP-F1LSVPです。敢えて小容量薄型モデルを選択。
電源SWの構造が誤操作に強そうだったことがポイントです。
つまり「押しにくい」構造なのですが、不用意に電源が切れないことが今回は必要ですので。

バッテリの固定にはMOLESKINE自体をバッグのショルダーストラップ等に固定する為のベルトをそのまま使用しています。薄い方にして正解でした。大容量タイプだとベルトの長さが足りません。

コネクタは、ELECOMのMPA-AMBL10BK「ケーブル方向:左」 を使ってみました。
このシリーズは、右、左、下の3パターンが出てますし、コネクタも結構コンパクトです。
なんか、在庫処分扱いになってたので、今後の入手性は微妙かも。
HDP-R10だましの実体配線図
HDP-R10 AT570コネクタ図の使いまわしですが...。

HDP-R10側のVbusに何も繋がないとUSB機器自体を認識しないので、チップLEDとチップ抵抗1kΩを入れてあります。
LEDの消費電力が大きいと何の意味もありませんが、今回の場合、実測で2mAでした。この位なら無視できる値です。HDP-R10が「何かUSB機器が繋がってるみたい〜」と判断してくれればOKです。

USBでは最大使用電力量をホストと連携する仕組みがありますが、きちんとした値を報告するUSBメモリってあるのでしょうか?100mA以上か以下か程度のテキトーな値な気がします。

ちなみにHDP-R10はMaxPower 500mAとなってますね。USB2.0のMAX値ですね。HDP-R10の場合、USBポートからは給電出来ないので、この場合500mAってのは本当にホスト側にとって妥当な値なんでしょうか...。

流石にMicroUSBコネクタ内にケーブル2本とLEDや抵抗を入れるのは厳しかったです。
USBコネクタの基盤エッジ部分に、2mm位のチップ抵抗と1.5mm位のチップLEDをアロンアルファ耐衝撃で接着してからハンダ付けして、なんとか収めました。
分解&加工出来るのが、一番小さいMicroUSBだけと言うのも、工作し甲斐のある話です。

LEDはちょっとの負荷が必要だったので抵抗のついでに入れましたが、HDP-R10の動作状態をモニターするのにも効果があります。
HDP-R10がスリープ状態に移行すると給電は停止し、LEDも消えます。LEDが消えてる=スリープ状態ですので、ポップノイズに構える必要があります。おお、なんとちょうど良い。
ケース(黒)は私が買い占めた。
HDP-R10 ケースは同じMOLESKINE シェルケースSサイズを、もう一つ買いました。

ヘッドホンケーブルホールを利用できるチャンス!でしたが、残念ながらUSBコネクタを通すには穴が小さすぎでした。
間にもう一つコネクタを入れて着脱式にするのも何なので、MOLESKINEをもう1個入手し、今回の工作専用品にしてみました。つまり、ホールを通過させた状態で工作です。その結果、ケーブルは抜けません!!

ちなみにこのケース、私の買った店では各色(黒、青、オレンジ)2個づつ仕入れてましたが、全く売れてない様です。
前回買ったときから1ヶ月以上店頭在庫に変化無し。結局、黒の2個目も私が買い、黒は品切れです。
...この際、他の色も押さえておくか..? ←やっぱり鴨ネギですかね。
今回は無駄にLEDが光ってるわけではない
HDP-R10 一応、期待通りに動作してる様です。

ESファイルエクスプローラで/mnt/udiskが見れます。

その5で作った物は、若干USBメモリ側ケーブルが短くて電源ボタンに掛かっちゃってたので、イマイチでした。またJUNK箱から発掘したコネクタに替えてます。

この状態でモバイルバッテリをOFF/ONすると、USBメモリもダイナミックにアンマウント/マウントされました。
当然、「予期せぬ取り外し」警告がでますので、良い子は真似をしないように!
Just fit!.. But not tested yet... again
HDP-R10 最初にも書きましたが、これが実運用に耐えられるのかどうか、全然テストしてないです。

私のHDP-R10は、まだ64GBのMicroSDXCがほぼ未使用の状態です。
過去の音楽データを全部DSFにリッピングしなおすには全然容量は足りませんが、新規購入分をリッピングするのであれば、まだCD30枚程度は入る計算になります。

それが一杯になった時にまだHDP-R10を使い続けているのであれば、この巨大な塊を使う意味もあるかもしれませんが...。

結局、工作すること自体が目的ってだけです。あしからず。

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