最後の更新が2004年12月...6年ぶりですか...
Zaurusの後もSHARPとの付き合いが続いていました。
Willcom D4も買いました。しかし結局Windows機のまま、SSD(1.8inchのSLC 64GB...D4が買えそうな値段...)に換装した程度でした。
そしてNetwalkerです。BICが先行販売するというのが気に入らず、でもヨドバシに行ったら売ってました。結構気に入って使ってます。
debian系列のlinuxは初めてでしたが、redhat系との違いには、カルチャーショックを覚える程でした。
boot sequenceもrun levelも全然違うって、もはや違うOSかと。
色々とカスタマイズやら周辺機器っぽいものの製作とかやってました。幸い本体は改造してません。
一番手を掛けたのは、bluetooth関連でした。resume後の再認識処理や高負荷状態での通信停止対策等々。
そこそこ使ってるんですが、SHARPもPC事業から撤退し、このままNetwalkerも収束しそうなので久々に更新してみました。
だから何?と言う事もありませんけど、放置Webで変な事やってる奴の落書きがあっても良いかなと。
やったことリスト
- システム手帳をシステム収納手帳にする
開いて使う事を前提に、bluetoothアダプタやその他諸々を装着状態で収納出来るケースを色々と探しました。
汎用の電子辞書ケースやHDDケース、小物ケース等など、どれも何かしら不満がありました。
SHARP謹製のbrain用のケースがいい感じで、しばらく使ってました。でもちょっとレトロ感が。。
あー...長くなりそうなので経過中略。
Filofaxのzipperタイプのシステム手帳 メトロポールジップ バイブルサイズ を改造しました。
改造といっても、リフィルのリングを金具ごと取り外しただけです。
当初はリングはそのままで、紙の手帳としての機能も残しつつ、Netwalkerを忍ばせたいと目論んでいましたが、若干きつい。
入らない事は無いんですが、手帳機能自体と両立させるにはちょっと余裕が無いです。
ダ・ヴィンチ辺りのサイズなら、この目的にも使えそうな気がしますが、昔からFilofaxが好きなのでこのままいきます。
などと、色々考えた結果、金具全体を外してしまった。
リベットを面取りカッターで地道に削っていくと、綺麗に取れました。
あとは底面に 例えばこんな感じのダッシュボードに小物を吸着するシートをカーショップで購入し、張りつけただけです。
実際には高さの微調整の為にアクリル板を入れ、手帳側は強力両面テープで接着してます。
アクリルを入れたのは、手帳ケースに入れたままACコネクタを刺しやすくする為です。
これに、後述の機器類を詰め込んで持ち歩いてます。
通信はBluetooth DUN経由のイーモンスターです。
BT-DUN方式はD4時代に私的デフォルトになりました。Willcomの回線は解約...。
DUNの便利さは何といってもイーモン側には手も触れずいつでもNetwalkerから接続開始出来る所です。
PANや無線LANでイーモンに繋げる事もできますが、「手も触れず」がポイントです。
- 超小型USBハブをさらに超小型化
Bluetoothアダプタ、USBメモリ、SSD、マウス、LANカード... ちょっと考えただけでもUSB端子が2個では足りません。
必要なものを装着したまま、上のケースに収納できるUSBハブが欲しくなりました。でもそんな製品ありません。
普通のバスパワーHUBでは電力足りません。
そこで、USB-HUB227BK3を改造しました。
改造といっても、殻割りして、ケーブル全部取り外して付け変え、アクリル板でサンドイッチしただけです。
ちなみに、殻割りすると、基板がケーブルごとホットボンド状のもので完全に充填されてます。
これを剥すのは結構難儀です。あまりお薦めは出来ません...
おまけで補助電力側にちゃんと働いてるか監視する為のLEDやダイオード、抵抗等付けてます。
ネジはM3チタンです。特に意味ありませんが。
BluetoothとUSBメモリ用の端子はケースと一体化させ、それ以外は極細ケーブルで接続。
Netwalkerとの接続側ケーブルは普通のですが、コネクタが曲がるタイプです。
最初はこちらも極細ケーブルにしてたのですが、ケーブルによっては動作が不安定になる現象が出ました。
ほんの10cm位しか使わないんですが、特にフラット極細系は注意が必要です。
ただ、問題ないフラット極細もあるので、難しいところです。
これと、これ、どっちかが地雷だったと記憶しています。多分「黒」かな...。
ケーブルをよ〜く見比べれば芯線の細さで判別できます。
補助電源用のMini USB端子に繋ぐケーブルは、超極太にしてロス低減を特に期待してみました。
NetwalkerのMini USB端子はMini-ABと言うことですが、市販のパーツでMini-Aなんてどこにもなさそうです。
Mini-Bなら千石電商で入手できます。間違えてヒロセタイプ買わない様に。
- USB HDDアダプタのスリム化
数年前にIntelの1.8inch SSD 80GB micro SATAがアキバで叩き売られてたのを衝動買いし、使い道が無く放置してあったのを無理矢理有効活用してみた。
このSSDを駆動する為にも補助給電ができるUSB HUBが必要だったのです。USB端子1つでは駄目でした。
SATA-USB HDDアダプタは裸族の板チョコを選択。何といっても\1,000しないので壊しても泣かずに済むのがポイント。
改造と言っても、システム手帳用のポケットリフィルに入るよう、極限まで薄くする為にSATAコネクタを90度折り曲げた(要ハンダごて)位だったかな。
これと、↓の有線LANカードを1枚のアクリル板に組み込んで、ポケットリフィルに入れた。
- Gigabit LANカードを3枚おろし
これまた、型落ちとなり叩き売りされてたLUA2-U2-KGTを採用。
これはスムースに分解できました。というか、捻ったらパカッと綺麗に3枚(表/中身/裏)に外せました。
あとは.....LANジャックを取り外して、ケーブルと中継プラグを半田付けすれば終わり。
ついでにデカいLEDが邪魔なのでチップLEDに付け変え。5ΦのLEDと言う時点でレトロかもなぁ。。
と、サラッと書いたけど、LANコネクタの半田付けは結構キツかった...。
この製品、ものすごく発熱します。アルミ板をヒートシンクにして、気休めに
こんなのを貼ってみました。
一応、Gigaで大量データをガンガン流しても大丈夫でした。
でも所詮USB2.0だしNetwalkerなので大した速度がでるわきゃ無いです。
- おまけ USB Mouseのプチ改造
システム手帳ケースにぴったりのマウスがありました。コードリールモバイルマウス〔Rotino〕です。
このサイズはまさに絶妙で、手帳ケースに立てて入れるとJust size!
但し、売り文句のコードリールは邪魔なので取っちゃいました。改造って程じゃないけどね。
- おまけ ON/OFF付きmini USB L型変換アダプタ
使うときだけUSB抜き差しすればいいんだろうけど、刺しっぱなしにしたくて作った。
アクリル板に噛ませただけ。
Now Printing 後で写真入れます。
- おまけ eneloop stick boosterの単4x2 mini USB版
システム手帳のペンを入れる所に入るように、単四電池2本のペンライトを改造。
当初は秋月のDC-DCコンバータを使ってみたが、熱破壊してしまい使いきりになった...。
勢いで手持ちのeneloop stick boosterを分解してしまった...。
結局....邪魔なので使ってません。
Now Printing 後で写真入れます。
ああ、前書きのつもりで書いたのに、タイトルのconky改造版の話がまだ書けてない..。
conky-1.7.2のソースを色々といじりました。でもいつのまにか、conkyは1.8になっちゃってた。
1.8版を追いかけようかとも思ったけど、もはや厳しいのでそのままです。
スクリーンショット(TightVNCをBluetooth PANでPCと接続中)
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スクリーンショットでは2つのconkyが動いています。
左端のものは普通のconkyっぽい機能+αを表示しています。(Main conky sample参照)
この部分は他のwindowを最大化しても隠れない様にしてます。(元々のconkyの機能です)
その横は、Bluetooth関連だけを表示したものです。(Bluetooth conky sample参照)
デスクトップやテーマもちょこちょこ手を入れてます。
Ubuntuマークを改変したり、ボタンアイコンのテーマを作ったり、
メニューの文字を英語にしたり。windowに影付けたり...
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そもそものきっかけは、ubuntu標準で用意されているconkyが古く、画像表示が出来ない状態でパッケージ化されているのが嫌だったからです。
また、NetwalkerでCPUグラフ等を緑色っぽく表示しようとすると紫色?になっちゃうのは何故?と言う疑問も。
緑色系がでないのはconkyのBUGでした。16bit colorで色の合成演算式が間違ってた。
誰も気がつかない?のは、今どきみんな24bit color以上だからなんでしょうかね...。
ちなみに1.8でもこのBUGは直ってませんでした。どうしよう...。
お、今見たら、1.8.1がリリースされてます!....直ってませんね...。
それ以外の機能追加は下記です。
- battery関連
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ロジックは先駆者であらせられるmoyashiさんのbattwalkerをほぼそのまま使わせていただいております。
充電のパーセンテージ表示も出る様にしましたが、サンプリング適当.....後で校正しようと思ってそのままです。
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- bluetooth関連
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bluetoothのlink quality表示や、scannerとしても使える様にしました。
bluez-4.32のソースから切り出し、一部改変してます。
Netwalkerにapt-getで普通に入るbluetoothと同じバージョンのソースを元にしています。
接続されている機器を表示したり、(All Connected Devicesの所)
スキャニングして見つかった機器を表示したり、(Scanning Devicesの所)
予めBT addressを登録した機器の接続状況を表示したりできます。(Preestablished Devicesの所)
特定のaddressが表示対象の場合、好きな名前で機器名を表示できます。
それ以外の場合は、BT機器に登録された名称がそのまま出ます。
scannerとして使うにはroot権限で動作させる必要があります。
TPL,MAX TPL, RSSIとは..... google参照願います。
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- moon phase関連
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Enlightenmentのeppletからロジックを利用。
実はこのロジック(CalcEphem.c)は、懐かしのWindowMakerとかでも使われている由緒正しいものです。
今どきこんなに重い軌道計算しなくてもInternetから値引き出せば済むでしょうけど...。
月齢だけじゃなく、高度(Altitude)や方位(Azimuth)もグラフィカルに表示出来るようにしました。
三角関数、座標変換...思い出すが大変でした....。
ここでもbug発見。月齢画像番号が1から始まらなきゃならんところを0からにしてます。
画像は60枚あり、画像0は存在しないのですが、画像1も画像59も新月なので真っ黒。
結果、10年オーダーで誰も気がつかないまま、全月齢が1つずれてたんです。
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- その他
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←localeを無視してlocale Cで時間を表示。
#その上のアイコンとApplicationsの文字はconkyとは全然関係無いですが、変えてみました。
#メニューが日本語で「アプリケーション」ってのはちょっと気に入らなくて。
if_upコマンドをdeviceのstatusに応じてもう少し細かく使えるようifconfig,ifcfgコマンド追加にしたりとか、
if_upと逆の答えを返すif_down作ったりとか
スピードメーター風のcpu_meterコマンドとか。(実はmoon phaseの再利用)
←画像はifcfg使ってデバイスの状態をアイコン表示させているところ。
デバイスが無いとグレーアウトし、あってもlinkdownなら×付きとか状態を表示するのに使えます。
更にこのbluetoothアイコンは、bnep0がつながるとシルバーになる様にしてます。
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ソースのdiffとNetwalker用の実行ファイルを置いておきます。
但し、ユーザの環境によっては追加が必要なライブラリ等色々あるかもしれませんが、すべてapt-get等で持ってこれるはずです。
(つまり個別にmake等で追加するものが必要となることは無いはずです。)
基本的にbattery関連以外はNetwalker以外でも使える事を期待していますが、Netwalker以外では動作確認してません。
逆にbattery関連はNetwalkerに特化した改造しちゃってますので、Netwalker以外では動きません。
config系 14個、オブジェクト系で変更5個、新規52個..位のコマンドを追加/変更しています。
READMEに追加したコマンドとパラメータを記載しました。
Package
Additional README
Source patch of ./src
Executable for Netwalker
conkyrcのサンプルです。
今使ってるconkyrcをごちゃっと持ってきただけなので、そのまま使えるものではありません。
指定したbluetooth機器を表示させる機能を使う場合は、予めbluetoothアドレス等を埋め込む必要があります。
network interfaceも各々の環境に合わせて変える必要があります。
サンプルでは使っていない機能も多分あるので詳細はREADMEを参照願います。
Sample conkyrc
Main conky sample
Bluetooth conky sample
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