RaspyFiとSONY PHA-2でDSDネイティブ再生 part 1
作成日2013年11月1日
序章
まずオコトワリです。まだ工作も何もしていないので、今回は文字ばっかりです。
HDP-R10関連 その9では、
やっとファームが新しくなりそうだと言っていたHDP-R10ですが、未だに正式公開されずそれっきりです。
まぁ、そんなもんなんでしょう。大体判って来てますよ。
ハイレゾ音源がどんどん増えた為、予想通りHDP-R10のメモリは足りなくなってしまいました。
その7で作った
USBメモリを接続するアダプタも、使い勝手が悪く実運用には至りませんでした。
さて。半年近く時間が経っちゃえば、面白い製品が続々登場してます。
SONYからはDSDに対応したポータブル製品がいくつか発表されました。
DSD対応のポータブルヘッドホンアンプ
DSD対応のポータブルレコーダー
PCM-D100
DSDが録音できるポータブルレコーダーです。
再生機能にもこだわりがありそうです。期待できそうですが...未知数です。
DSDのみならずポータブルDAPの本家たるSONYが遂に重い腰を上げてくれたと思いきや...
残念ながらDSD対応DAPの登場はありませんでした。
DSDが再生できるプレイヤーが欲しいだけなのですが...。
まずはPCM-D100を買って試し、再生能力がイマイチならPHA-2に接続してパワーアップ!と思いました。
ところが...PCM-D100にはデジタルOUTがあります。当然。
でもPHA-2でDSDがデコード可能なのは、USB入力端子のみ。
・・・・
この組み合わせは出来ないようです。アナログ接続じゃ意味無いし。
要するにPHA-2でDSDが再生できるのは、PCやMACのみと言う事らしい。
中途半端。。。
今こそ
世界最小のWindows7 F-07C
の出番か?....いやいや。試すまでもなくパワー不足は明らかです。
さてと.....。
Raspberry Piの出番
USBオーディオに対応していれば、WindowsやMacじゃなくても良いはずです。
Macの場合、特別なドライバも不要との事ですので、汎用的なUSB Audioっぽい。
これならlinuxでも行けるかも?
色々調べてみると、RaspyFiと言う、
Raspberry Pi
専用の音楽再生に特化したlinux projectがありました。
今こそ、ほぼ一年前に輸入し、記念品と化したRaspberry Piの出番か!?
でも、PHA-2が繋がるのでしょうか?
調べてみてもPHA-1すら動作実績は無さそうです。
まぁ、PHA-1が動いたとしても、PHA-2も動くとは限りませんが。
ま、取り敢えず、いっときましょう。
レシピまたは色々買ったものリスト
SONY PHA-2
Raspberry Pi Rev.B
一年と言う時間は、長かった様です。
今売ってるのは、メモリ容量が2倍になってます。
結局、初期バージョンのPiは、やはり記念品になりました。
Pi用ケース
Pi用マイクロSDカードアダプタ
SDカードだとPi本体からもの凄く出っ張るので、こんなのが便利です。
超小型Wifiルータ
I/Oデータ WN-TR2
RaspyFiの操作はスマホからWifiで行います。
普通ならUSBのWifiアダプタを使う所でしょう。
でもPiのUSBポートはPHA-2とUSBメモリで使いきってしまいます。
このうえUSB HUBまで追加してたらサイズ的にたまりませんので、有線LANポートを使います。
ただ、理由は上記だけではなく、アクセスポイントとして接続できることもポイント。
スマホ側がiphone/ipod等ならAdhoc接続ができるのでアクセスポイントは不要みたいですが、
Android機だとAdhoc接続はできないようにされていますので、アクセスポイントが必要となります。
いまさら、リモコンの為だけにipod touch持ち歩くのもちょっとね。
と言うワケで、一挙両得なWifiルータを使用します。
WN-TR2の設定を、アクセスポイントモードに変更し、
有線LAN側をRaspberryPiに接続します。
battery
動作検証
と言うことで、物理的な工作を始める前に、動かしてみました。
結論としては、「取り敢えず期待通りに動く様です。」
...ま、いつものパターンですが保証の限りではありません。。。
Android機のブラウザからRaspyfiに接続して、音楽を選択、再生などの操作ができます。
DSDもちゃんとPHA-2で再生できます。
USBメモリの日本語フォルダ名がデフォルトだと表示できませんので、
/etc/auto.usbの各行にiocharset=utf8を追記しました。
問題と言うか、予想の範囲内ですが、起動中に128GBのUSBメモリを差したら、リブートします。
Piの電力系は貧弱です。
デカップリングコンデンサの容量が小さすぎるのが原因の様です。
USBは動作中に抜き差ししないので、なんとかなるかと。ダメなら電源直結orコンデンサ追加あるのみ。
もしくは、USB側からPiに電源供給しちゃうという荒技もあるようです。ちょっと怖いけど。
現状
今のところ、ここまでです。
RaspyFiでPHA-2が使えることが判ったことと、
スマホをワイヤレスコントローラとして使えることまで。
持ち歩く事ができる様に、色々分解したり工作したりする予定。
PCM-D100の発売までに完成するだろうか。。PCM-D100で満足しちゃったりして。
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