A Happy New Year!!
年は変わってもやってることは変わらず、
Part 1に引き続き、工作日記。
ここまででStickシステム自体の実用性は確認できたので、picoには引退してもらう事にしました。
さて、Rev. 1ではStick本体側のサイズはW80xD150xH30(mm)(足含まず)。CONCERO-HPとバッテリは積み重ねてます。
INTEL Compute stick Core m3 music player (Rev.1) |
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実はCompute Stick版作成にあたり、横幅を90mm以下にすることも目標の一つでした。
と言うのも、私のMusic Playerはいつも3つのコンポーネント(バッテリ、CONCERO-HP、PC本体)で構成されていますが、これらを横一列に平置きしてできるだけ薄い(全高の低い)状態で鞄に入れたかったのです。
前回のpico版は横幅100mm。この時にも横一列配置に挑戦したのですが...
なんとか入るけど横幅パンパンで無理矢理感バリバリ。
あと10mm細ければ...と言う経験から、横幅90mmが今回の目標になりました。
いや、鞄変えたら全ての前提が崩壊することはナイショです。
結果として80mmを達成しました。20mm細くできたので目標自体は満足できましたが...
今度は、3つの機器の高さがバラバラなのも気になります。
PC本体の高さ30mmと言うのは、pico版と同じです。1.5mmのアルミ板を蓋と底にし、27mmのスペーサーを柱にしています。
それぞれのサイズは、
Stick側PC本体(W80xD150xH30):高さ30mm
CONCERO-HP(W99xD111xH23):高さ23mm
バッテリ(W70.4xD130.6xH16.5):高さ16.5mm。
即ち最薄のバッテリと最厚のStick本体の差は13.5mm。うーん。とてもアンバランスです。
それぞれの機器の高さ自体がバラバラなので致し方ないのは事実です。バランスだけなら並び順を変えるのもありですが、
操作性とか配線の長さとか...
機器を載せるベースの板作り直すのも実は一番工作が大変だし....
上の写真のRev.1だと、バッテリとCONCERO-HP部分が高さ39.5mmになります。この部分を薄くしたいと言うのが、そもそもの平置き化の目的です。
平置きすることで、39.5(バッテリ+CONCERO)-30.0(Stick本体)=9.5mmの薄型化が出来たのが写真すらないRev.2。
そして更なる欲を出したのが、これから出てくるRev.3です。
やはり最厚となってるStick本体を薄くしたい。全幅80mmはキープする前提で。
Stick本体の高さ内寸27mmと言うのは、DC入力用MicroUSB端子の基板サイズに影響されています。
しかし、この端子を縦に配置したことで、幅80mmでもStickのHDMI端子もmSATAのUSBコネクタも正面からアクセス可能な状態にできました。つまり横幅80mm実現の立役者でもあります。
更には...picoを作った時のナイスなスペーサ―(サンドイッチの柱部分)が丁度余っており、これが27mmだった...と言うのと合わせ技で必然になった気もしますが...。
端子の幅だけなら、Livaで使ったMicoUSBメス端子
(sparkfun製)はもっと小さいので、これを使えば楽だけど....「強度的に問題あり」な経験があり、あまり気が進まない。
要するに、この内寸27mmを薄くするためにはMicroUSB端子の幅を狭めるか、幅の狭いMicroUSB端子を使うか...縦置きを諦めるか。の3択でした。
余談ですが横幅80mmと言うのはStickとSSDを平置きするには数ミリ足りず、中身スカスカの割には結構各所ぎりぎりサイズだったりする。欲を出さずに90mmにしておけばよかったか?...アルミ板をまた加工するのも面倒なので悩ましい所です。
と...実はここまでは去年のうちにある程度書き殴っていたものです。そしてそのまま工作に突入していました。
結局、上記の全高30mm平置きバージョンであるRev.2は写真も撮ってないです。
そして唐突に工作の結果である、2017 New year editionがこちら。
INTEL Compute stick Core m3 music player -- 2017 New year edition -- (Rev.3) |
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PC本体側の高さはなんとか3mm縮めて27mmにできました。柱を27mmから24mmへ変更です。
課題だったMicro USB端子の処理ですが、まず、手持ちには下の写真の3種類のMicroUSBメス端子がありました。
Micro USB female terminal 3 variations |
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一番上は幅26mm。いつも使っている
Sunhayato CK-37。入手性の良さがポイント。
でもMicro USB-AB両用なので、上下が分かり辛いと言う欠点あり。
真ん中の赤い奴は幅21mm。Livaで使ったsparkfun製。
そして一番下の青い奴は幅17mm。実は年末にSWITCH SCIENCEで買ったもの。
強度は未知数。裏まで4本爪が出ているので期待できるか?まぁ、ハンダでとまってるだけなんでしょうけどね。
結論として、いつも使ってるヤツを24mmまで削る!と言う選択をしてみました。
せっかく入手した青い奴ですが、むしろ小さすぎました。次回作に使いましょう。
その工作結果が下の写真。
削る事自体はヤスリで簡単に削れます。つまり基板自体の強度も大したことはありません。
しかしPC部分の4本柱の一角を担う事になるので、1.5mmアルミ板で壁を作り強度を確保しています。
Power input 24mm version |
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今まで何度も使用中に破壊してきたMicroUSB端子ですが、最近は写真の様にセンター部分をネジとナットで押しつける細工をしています。
この細工をするようにしてからは、ケーブルを毎日の様に抜き差ししてもMicroUSB端子は壊れた事がありません。
ですので、この方法を使えば強度は余り気にしなくても良いかも。
最終的にRev.3は、
Stick側PC本体(W80xD150xH27):高さ27mm
CONCERO-HP(W99xD111xH23):高さ23mm
バッテリ(W76xD133xH23.9):高さ23.9mm。
Rev.2で13.5mmあった高低差は4mmになりました....上の方に書いたのと計算が合いませんね。
そうです。バッテリも変えたのです。と言うか年末にヤ○ダ電器を物色していたら、
こんなのを見つけてしまった。
いつの間に出たんだぁ?...と思ったら2015年10月。知らなかった。
容量1.5倍です。但し重さも130gアップ。しかし厚みが実に丁度良い塩梅じゃぁありませんか。
と言っても...下からケーブルを這わせる為に足を付けちゃったんで、若干厚みが増しちゃったけど....
CP-S15 SONY Mobile Battery 15000mAh |
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SONYのバッテリは高負荷を掛けても電圧降下があまり無いので気に入っていました。
良く売ってる海外製のバッテリは高負荷時の電圧降下が酷いものが多いです。下手をすると4.2V程度まで落ちちゃうのもあり、PCやUSB機器の駆動に使えるモノでは無かったりします。例え高くても信頼性には変え難いです。
今回買った
CP-S15も期待通りでした。今まで愛用してきたCP-F10LA
以上に高負荷時の電圧変動が少ないです。
スマホを充電するだけなら電圧降下なんてあまり関係ないのかもしれません。
でも、specに現れない様な性能もきっちり出すと言う考え方こそ尊重したいです。
残念ながらSONYは電池事業を売却してしまったとの事ですが....売却先が国内企業だったのが救いかなぁ。
PC本体部分を薄くできたのに、バッテリ部分が厚くなり、さらに横幅も5.6mm大きくなってしまいました。
それでも当初の野望は達成できているので、工作としては完了です。
どうせまた余計な工作するとは思うけど、今回はここまで。