前回以降、特に大きな変更はありませんが、後日談を一つ。つまり例によって日記です。
提供されるべき全ての機能が動作している訳ではありませんが、Ubuntu on XPS12にはとても満足しています。
残された私的にデカい問題は、Logicool MX Anywhere2マウスが使えないと言う点に尽きます。
別のBluetoothマウスは問題無く使えるので、本質的には問題無いのですが、ボタン一つで無線(USBドングル)とBluetoothのどちらにも接続できるMX Anywhere2の機能はとても便利なのです。
NECのTW708に入れたUbuntu 16.04では問題無くAnywhere2が使えたのに、XPS12ではダメ、と言うか動くけどBluetoothサービス自体が突然死するという状況に納得行かない。
TW708とXPS12で何が違うのか?
明らかに違うのは、bluetoothデバイスそのものです。
でもXPS12のbluetoothはIntel製だし、kernelにパッチ当てなきゃまともに動かないTW708のRealtekよりはマシな気もするのだが...。
問題はAnywhere2と言う特殊なデバイスだからなのか?それとも単純にBluetooth LEだからなのか?と言う点も気になったので、同じくBluetooth LEデバイスであり、更に同じくlinux界隈では動作状況が微妙な
Microsoft Arc Touch Surface Edition
なるものでも試してみた。
結果は同じ。「使えるけど暫く使ってるとBluetooth Serviceが突然死する。」
でした。むー。
kernelを4.8系に上げてもダメだし、最終的にはBluezのバージョンを最新版にしてみる位しか手がなさそうでした。
そんな時、Ubuntuの16.10がリリースされ、どうやらBluezもそこそこ新しい版に変わっている様です。
リリースされたとか書いてますが、待ちきれずFinalβの段階でアップデートかましてみました。
Finalβの段階では.....惜しい。即座にペアリングされ、GATT絡みのエラーも抑え込まれている様ですが、動きません。
かなり期待が持てそうです。Kernel 4.8.1がリリースされていたので、ついでにそれを入れてみました。
動きました!!!
Arc Touchも問題無く同時に使えてます。
若干、Kernel4.8.1だからOKなのか、16.10正式版になったからOKなのか切り分けが出来なくなってるけど、動いたからそれで良し。ってことで。
今現在のUbuntu 16.10では16.04からUpgradeするとKernel4.8.1になるみたいなので、そのままでオッケーかな?
訂正。Ubuntu 16.10はKernel4.8.0でした。Kernel 4.8.1は自分で入れただけみたい。
今ではKernel4.8.2を入れていますが、相変わらず順調に使えてます。
要は、嬉しかったので、日記を更新してみたと言うオチです。
10月24日追記
Bluetooth 4.0のデバイスがそこそこ動きそうな雰囲気になってきたので、調子に乗って
Microsoft Universal Foldable Keyboard
なるものも買ってみた。今なら英語配列の並行輸入品も本家URLの (日本語版の)値段よりも安く買えるようになってたし。
まだちょっと試しただけだけど、サクッとペアリング出来たし、問題無く使えるっぽい。
上に書き忘れてたけど、Bluetooth 4.0のデバイスはbluetoothマネージャ上では種別「不明」な機器扱いになってしまいます。
このキーボードもやっぱり「不明」な機器になっちゃいましたが、使えます。
キーによってサイズが変則的なので、これに慣れられるかどうか若干微妙な気もするけど、なかなかいい感じ。
2つのデバイスとペアリングできるし、その選択も結構楽で判りやすい。
欲を言えば、最低3つはマルチペアリング出来て欲しかったけどね。
このキーボードに、Arc touch mouse...昔からMicrosoftはとても良い周辺機器メーカーとして評価しております。